セドナ・アリゾナの夏12
2012年 08月 20日
シナワ族の遺跡
レッドロッククロッシングの奥の岩絵の遺跡へ
これぞ裏セドナ
ガイドブックには載っていない、ほんとうに行きたかった場所のひとつでもあります
レッドロッククロッシングの奥
オーククリーク川沿いを源流へ向かうようにして
山を登っていく
ゆっくりペースなら30分
かけあし(たまに猛ダッシュ)なら15分!
そこには岩絵の遺跡がありました
シナワ族はセドナの先住民族で
この遺跡は最低でも800年前に描かれたものだとされているそう
レッドロッククロッシング周辺に住んでいたシナワ族たちが儀式のために
描いたものです
ここはアリゾナの遺跡の中でもあまり知られていない
遺跡の一つだと、ナナさんは言います
前の人が描いたところを重ねて描くのは
そこに「ちから」があるからだと 考えられていて
うずまきに描かれている絵は
自分たちがどこからきて、どれくらい歩いたかの記録なんだそう
動物たちの絵は
動物たちのスピリットを痛むとともに
また帰ってきてくださいと 願いをこめた
しっぽが描かれているものは「スピリットナイン」と言って
動物たちのスピリットが抜け出ている様子なんだそう
そして
岩の隙間は異次元へのポータル
次の世界への入り口と 考えられていたそうです
なるほど!
気持ちの良い風が どこからともなく吹いてきています
ひんやりして心地がいい
儀式とは 祈りを感謝にかえてささげること
こんな素晴らしい夕日をみながら
かつてシナワ族も なにかを思わずにいられなかったでしょう
モンテズマウェルの遺跡
2世紀初期にネイティブのシナワ族が岩壁に建てた居住地です。
高さは約30メートルあり、石灰岩で出来た絶壁。
シナワ族の人々は、このビーバー・クリークから水を引き入れて灌漑農業を行い、
トウモロコシ、コットン、豆、スクワッシュなどを耕作してたんだとか
大地の上に造られているもの、崖のくぼみを利用して造られているもの。
約800年から1300年くらい前につくられたこれらの家は、
今では、下から数段の石を残すのみとなっているところが多くみられますが
それでも、そのときの気配を多く残していますね
住居はプエヴロ式と呼ばれる伝統的なもの
駐車場から歩くこと30分
その湧き水はありました
この泉からは、今でも湧き水が出ており
石灰岩を通過して出てくるため、二酸化炭素を含む水質になるのだそう。
年間を通じて、水温が25度Cと安定しているという不思議な泉で
古代ネイティブたちがこぞって、セレモニーを行った場所だそうで
遺跡も多く残っています
ホピ族の一部の人は
今でもここへ聖水を採りにきているのだそうです
by zeroyoga
| 2012-08-20 14:54
| ブログ