梅はつぼみより香りあり
2013年 02月 20日
雪の降る日に
奥多摩へ のんびりと休日をすごしてきました
青梅線 御嶽駅にて下車
老舗の「勝仙閣」にて
山の湧き水を利用した柚子湯に浸かり
鱒の塩焼きなど、柚子と地のものをふんだんにつかった
懐石料理をいただいてきました
施設は離れと離れが渡り廊下でつながっていて
とっても静かな時間を過ごせます
御嶽渓谷を眺めながらの雪見酒もして
贅沢すぎる日帰りプチ旅行をしてきましたよ
休憩をとらせていただいた「萩」のお部屋は
ちょうど昨年の11月に皇太子様も利用なさった
お部屋なのだとか!
秋篠宮さまからの記念品なども飾ってあり
皇室ご用達の老舗旅館だったんですね
御嶽街道の川のせせらぎを聞くとは無しに聞きながら
見上げた木の枝の上では、
いくつもの小さな梅のつぼみが凛々しく、
雨風に揺れていた
鼻をくすぐる梅のよい香りが
気道を通って胸にあまくひろがって
それが心も追随するのに長く時間はかからない
甘酸っぱいベリーの如く、芳香をただよわせる梅
春を待ちきれず早く咲くの梅の花は
まだ春にはほど遠いのに こんなに蕾がふくらんでしまって・・・・
もう少しゆっくりでいいのに。
前へ前へとと気ばかりがせっていた
青春の少女時代から大人への変換機
私は
無知ということに対して無知で
自意識過剰で実績もないのに理想も高く
何かはじめる前から、勝手にプレッシャーを感じていた
そんな苛々から他の人を常にナナメにみていたような気がします
草木の芽吹き
大地の芽吹き
冬の寒さがすっかり鍛えた
寒い寒いと思いながらも、芽出しの用意をしていたんですね
梅のつぼみがほころびました
この季節にぼつっと
デキる鼻の吹き出物って、なぜか根が深い。
ふだん殆ど肌トラブルもないのにこの時期だけつれてくる
草木の芽吹く頃
冬越えした吹き出物がぽっと顔出す、お客さまは
押したり出したりつまんだりしても全然良くならないし
逆に悪くなる一方で。
触れば触るほど…みっともなくて
でもすごく 気になる存在です
そんなときは、そっとしておくしかない
ゆっくり春になるのを待てば
ちゃんと咲ける姿を 見届けてあげられる
どんなに厳しい冬でも明けて、やがて春が来るように
どうしようもないこと
というのが人生にはあります
もがいてももがいても、余計に悪くするいっぽうだったりとか…
梅一輪、
また梅一輪と春を数えて
何もしないということは
感情的になったときいちばん大切に
しておくことなのかもしれません
by zeroyoga
| 2013-02-20 14:48
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