お伊勢参りへ その2
2013年 10月 30日
まだ暗いうちに宿を出発しました。
窓からは鳥羽の海が見えて美しかった。
玄関に、私たちの分だけ靴がならべられていて・・・
細やかな気配りに、ハッとさせられます
天照大御神を祀る皇大神宮は
オールジャンルOKの日本でいちばん大きい神様なんですね。
朝6時に鳥居をくぐれば、そこには
ちらほら参拝客が集まり始めていました。
五十鈴川の御手洗場(みたらし)が右手にみえてきます
昔はここでからだを清めていたと聞きます。
口と手を清めたら
ここからはなんだか別世界のようですね・・・
まるで結界を張っているかのように
空気の色が変るのを感じました。
鳥居をまたひとつくぐり
奥へ進んでいくと
深い森が導いてくださっているよう。
外宮のほうは石段の階段が多いのに比べて
内宮はなだらかな砂利道で歩きやすく感じます
木の幹も、参拝客が撫で回してつるつるに。
この日は朝からあたたかく、薄着でも快適のため
足取りも軽く、森林散策するような気持ちです
外宮では鼻炎で鼻をグスグスさせていた私なのですが、
なぜか内宮ではぴたっと止まりました。
いよいよですね
北側へまわって
荒祭宮(あらまつりのみや)へ。
ご祭神は 天照坐皇大御神荒御魂
(あまてらしますすめおおみかみのあらみたま)
少し小高くなった場所に、仰ぎみることができました
遷宮前と、後とが仲良くならんで
響きあっているようにも感じます。
なぜだか両方に、神様がいらっしゃるような?
そんな錯覚をしてしまいます
こちらの神様は、呼んで字の如く
荒々しい神様。
思いが溢れ、神様に向き合う心構え、覚悟が出来た時に
お参りするところだそうです
こちらはお願いごとをききいれてくださる
神様なんですね
そして内宮の正宮へ
少し急な階段をのぼって
ここからは撮影禁止。
この奥には、4重の御垣に囲まれた一番最後にあるご正殿に、
天照坐皇大御神が
お鎮まりになっているんですね
しんと静まりかえっていて神妙な雰囲気が
あたりを包んでいます
ここでは参拝客も
ずっと後ろへ目を凝らしてはため息を
ついてしまうのでした
腰を折り曲げて、深揖をし
今に感謝をささげると
頭の中がすーっとして、からだがふんわりと軽くなるようでした
良き日、です。
帰りはゆっくり宇治橋から帰りました
参拝の余韻を感じつつ
ところどころ紅葉のはじまった木の葉を眺めながら歩きます
開放感でいっぱいです。
お伊勢さま、ほんとうに素晴しかった。
空腹もピークに達し、楽しみにしていたおかげ横丁へ。
このあたりで雨が降ってきました・・・
、参拝中は守られていたようです!
赤福でぺろりとお団子3つ
たいらげて、お茶をたくさんお変わりしながら
雨だれを眺めていました
畳の上に火鉢が据え付けてあって
人が輪になってあつまっていました。
お米も、野菜も、お社につかう木も、衣服の糸も
宝具も、すべて手作り。ぜーんぶ地産地消・自給自足。
「お醤油が切れたから、どこかで買ってきて」
っていうわけにはいかないんだから
あるものを大切にしますよね
木がうまく育たなかったら、次の遷宮を無事にとげられないかも
しれないから・・・20年間大切に育てるんだとおもいます
、そこがお伊勢さまのすごいところ。
伊勢は、また来なくちゃ。
次回は、必ず御礼参りにもどりたい
by ZEROYOGA
| 2013-10-30 16:18
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